[小郡]「年間第3主日」ミサ説教(2018.1.21.)

《年間第3主日》小郡教会聖堂で8時30分から行われたミサの説教[5分]を聴くことができます。

[小郡]ここをクリックして聴くことができます。

【集会祈願】いのちの源である神よ、移り変わるものごとに心を奪われがちなわたしたちに、あなたは変わることのない救いの喜びを与えてくださいます。ここに集うわたちたちの心を新たにし、キリストに従って歩む者としてください。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

【福音】ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。(マルコ福音書1章)

【奉納祈願】悔い改める者の希望である神よ、あなたの招きにこたえてこの食卓を囲むわたしたちを顧みてください。キリストの奉献に心を合わせ、自分自身をささげることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

【拝領祈願】喜びの源である神よ、キリストのことばといのちのパンに養われ、新たにされて祈ります。日々の生活の中に派遣されるわたしたちが、神の国のための働き手となることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

***ミサで読まれる聖書の言葉は「イエスのカリタス修道女会」のホームページを参照してください。主日のミサに参加される方はぜひ「聖書と典礼」を持ち帰り、もう一度読み返すと、自分に響く言葉に触れることができるでしょう。聖書をお持ちであれば、ご自分の聖書を開いて読むことをお勧めします。さらにできれば、新共同訳だけでなく、他の訳(本田哲郎訳、山浦玄嗣訳など)を参照すると内容がより深まると思います***

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[小郡][鳥栖]ミサ時間と場所(2018.1.20.〜2018.2.4.)

主日のミサ時間は2018年3月まで小郡教会8時30分〜、鳥栖教会11時〜です。前晩(土曜日)のミサは毎週小郡教会で19時30分〜です。*鳥栖カトリック幼稚園園舎新築工事のため駐車場が使用できないので。

主日のミサは生活の力になります。月に一度でも参加できるようにスケジュールを調整してください。み言葉とご聖体の食卓に神が呼んでくださってます。

平日のミサは通常、火曜日から金曜日まで聖クララ修道院で6時30分からしています。ゆっくり静かに捧げられるミサです。自由に参加できます。

今週は月曜日(22日)、火曜日(23日)の朝6時30分からの平日のミサはありません。

第二、第四土曜日は朝7時から基山教会で平日のミサが行われています。清々しい空気と早朝の光りの中でのミサは心が洗われるようです。一度参加してみてください。

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ペルー訪問:教皇、トルヒーリョでミサ

2018年1月20日バチカン放送日本語課の記事より

ペルー訪問:教皇、トルヒーリョでミサ

教皇フランシスコは、ペルーのトルヒーリョで、ミサを捧げられた。

ペルー訪問3日目の、1月20日、教皇は首都リマから北西に560kmの沿岸都市、トルヒーリョを訪れた。

ラ・リベルタ県の県都、トルヒーリョは、その温暖な気候から「永遠の春」を謳われている。その建設は16世紀にさかのぼり、ペルーの歴史の中で重要な役割を果たしてきた。現在、人口はおよそ80万人で、ペルーで3番目に大きい都市である。

トルヒーリョはその美しい海岸でも知られる。教皇ミサは、市の北西の海岸地帯、ワンチャコ地区でとり行われた。

海を見渡すミサ会場は、地元はもとより、ペルー全土から集った信者たちでいっぱいになった。

このミサは、「天の扉、聖マリア」に捧げて行われた。

説教で教皇は、昨年ペルーを襲った大雨による水害で、トルヒーリョ周辺も大きな被害を受けたことに触れながら、未だその被害に苦しむと同時に、復興に立ち上がる人々に励ましと祈りをおくられた。

試練の中、「連帯と寛大の油」を絶やすことなく、手を広げ、苦しむ人々を慰め、乏しいものを分かち合う人々の信仰は、闇の中のたいまつであると教皇は話された。

そして、信仰は概念ではなく、業や、助けや、寄り添いといった、具体的な愛へとわたしたちを開き、すべてが失われたと思われる時でも、再び築き上げることを知っていると語られた。

生活の中には、社会を揺さぶる別の形の「嵐」もあると述べた教皇は、組織的暴力や犯罪の存在を指摘。

教育や就労の機会を得られない若者たちが未来を築けず、不安定な生活を送っていることに対し、支援と希望を与えることが大切と話された。

社会の嵐に対抗し、子どもたちを助けるための最良の道は、イエス・キリストという名の、福音の道であると教皇は強調。

「皆さんの生活を福音で満たしてください」と、呼びかけられた。

教皇と信者たちは、ペルーで崇敬される「天の扉、聖マリア」に、「扉の聖母よ、あなたの祝福をください。扉の聖母よ、平和とたくさんの愛をください」と祈った。

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教皇、リマでペルー各界代表者らと会見

2018年1月20日バチカン放送日本語課の記事より

教皇、リマでペルー各界代表者らと会見

ペルーを訪問中の教皇フランシスコは、首都リマで、同国の各界代表者に挨拶された。

1月19日午前、アマゾン地域の都市プエルト・マルドナドに赴かれた教皇は、同日夕方リマに戻り、クチンスキ大統領をはじめ、ペルーの各界要人、同国駐在の外交団らとお会いになった。

大統領官邸前の広場で行われたこの出会いで、教皇はこのペルー訪問のテーマ「希望のために一致しよう」を掲げつつ、挨拶を行われた。

教皇は朝から行われたアマゾン地域訪問に触れ、熱帯雨林と河川に覆われた地球の「肺」といえるこの地帯の壮大な自然、そこに息づく生物の多様性に感銘を表された。

アマゾン地域をはじめ、様々な文化が互いに結びつきながら、一つの国を構成するペルー、その国民のもてなしの心、他人の尊重、母なる自然に対する感謝、新しいものに対する創造性、助け合う連帯の精神などに教皇は言及された。

教皇はまた、聖マルチノ・デ・ポレス修道者など、ペルーが生んだ多くの聖人たちを思い起こし、これらの聖人たちがアメリカ大陸全体に信仰への道を開いた、その多大な影響を指摘された。

希望の地であるペルーに影を落とすものとして、教皇は天然資源の豊かな環境を破壊し、人々の生活を脅かす動きに憂慮を示された。

森林を失うことは、生態系を壊すだけでなく、未来のための資源をも無くすことであり、人間と自然の生きた関係の喪失はエコシステム全体をも変質させると警告された。

教皇は「希望を守るために一致する」とは、人間・社会・環境を悪化させるこれまでの発展モデルを続けることをやめ、それに変る新たな統合的エコロジーを推進していくことと強調。

そのためには地域の人々の声に耳を傾け、尊重することが大切であると述べられた。

環境の悪化は、わたしたちの社会のモラルの悪化と密接に結びついていると述べた教皇は、たとえば、不法な鉱石の採掘が人々の生活はもとより、森や川の豊かさを破壊し、人々は労働者として搾取され、犯罪の犠牲となり、人間の尊厳と、国の尊厳が傷つけられている現実を見つめられた。

また、教皇はもう一つの道徳問題として贈収賄を挙げ、腐敗という社会のウィルスは皆に伝染し、特に貧しい人々や母なる大地を脅かしていると話された。

教皇はペルーのすべての人々が、自国を希望とチャンスの国、未来を実現できる場所と感じることができるよう、よりよい社会の構築を目指して欲しいと、各界要人らに願われた。

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ペルー訪問:教皇、プエルト・マルドナドの児童養護施設を訪問

2018年1月20日バチカン放送日本語課の記事より

ペルー訪問:教皇、プエルト・マルドナドの児童養護施設を訪問

ペルーを訪れた教皇フランシスコは、プエルト・マルドナドの児童養護施設を訪問された。

ペルー訪問2日目、1月19日午前、教皇はアマゾン地域の都市プエルト・マルドナドで、様々な形で住民との出会いを持たれた。

教皇は市内のスポーツ施設でアマゾンに生活する民族の代表にお会いになり、環境や文化・生活の保護などについて話された。

続いて職業技術専門校のキャンパスで行われた市民との集いにおいても、消費主義や画一的な文化に対し、家族を基礎に伝統とアイデンティティーを守り、自然や人間の搾取、経済至上主義、使い捨ての文化に抗しながら、土地を愛し、人間の尊厳を擁護していくよう願われた。

この後、教皇は「小さな王子」と名づけられた児童養護施設に赴かれた。

この施設は、同地域での子どもの遺棄や、未成年の搾取の増加を前に、スイス出身のグザビエ・アルベックス・ド・モルシェ神父によって、1996年に創立された。

現在、同施設にはおよそ35人の未成年が保護されている。

バスケットボールのコートで行われた子どもたちとの出会いで、教皇は、「皆さんはわたしたちにとって希望の光です」と呼びかけられた。

教皇は、子どもたちがそれぞれの困難を抱えつつも、この家で愛情と友情に囲まれながら、手を差し伸べ希望を与えてくださる神を発見していく過程を見るのは、喜びに満たされる思いであると、語られた。

先住民族出身の青少年に対して、教皇はお年寄りの話しに耳を傾け、伝統を大切にし、自分たちのルーツを求めると同時に、好奇心を持ち、新しいものに目を開きながら、自分というものを形作るよう励まされた。

「世界は、模倣ではない、ありのままの皆さんを必要としています。人類に別の、真の生き方を教える、誇り高いアマゾンの民族の若者たちを必要としています」と教皇は話された。

プエルト・マルドナドを去る前に、教皇は地元の司牧センターで、地域の住民代表と昼食を共にされた。

同日夕方、教皇は空路で首都リマに戻られた。

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[小郡]「年間第3主日」前晩ミサ説教(2018.1.20.)

《年間第3主日前晩》小郡教会聖堂で19時30分から行われたミサの説教[10分]を聴くことができます。

[小郡]ここをクリックして聴くことができます。

【集会祈願】いのちの源である神よ、移り変わるものごとに心を奪われがちなわたしたちに、あなたは変わることのない救いの喜びを与えてくださいます。ここに集うわたちたちの心を新たにし、キリストに従って歩む者としてください。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

【福音】ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。(マルコ福音書1章)

【奉納祈願】悔い改める者の希望である神よ、あなたの招きにこたえてこの食卓を囲むわたしたちを顧みてください。キリストの奉献に心を合わせ、自分自身をささげることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

【拝領祈願】喜びの源である神よ、キリストのことばといのちのパンに養われ、新たにされて祈ります。日々の生活の中に派遣されるわたしたちが、神の国のための働き手となることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

***ミサで読まれる聖書の言葉は「イエスのカリタス修道女会」のホームページを参照してください。主日のミサに参加される方はぜひ「聖書と典礼」を持ち帰り、もう一度読み返すと、自分に響く言葉に触れることができるでしょう。聖書をお持ちであれば、ご自分の聖書を開いて読むことをお勧めします。さらにできれば、新共同訳だけでなく、他の訳(本田哲郎訳、山浦玄嗣訳など)を参照すると内容がより深まると思います***

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ペルー訪問:教皇、アマゾン地域の人々との出会い

2018年1月19日バチカン放送日本語課の記事より

ペルー訪問:教皇、アマゾン地域の人々との出会い

教皇フランシスコは、ペルー東南、プエルト・マルドナドで、アマゾン地域の人々との出会いを持たれた。

1月18日午後、ペルーの首都リマに到着された教皇は、翌19日より、多くの公式行事を開始された。

19日早朝、教皇は、リマの東およそ860km、ボリビア国境に近い、プエルト・マルドナドに特別機で向かわれた。

マードレ・デ・ディオス県の県都プエルト・マルドナドは、アマゾン川の2つの支流の合流地点に発達した人口約9万人の都市。熱帯雨林に囲まれ、近隣には国立公園をはじめとする貴重な自然保護地区がある。

教皇はプエルト・マルドナド市内のスポーツ・センター「コリセオ・マードレ・デ・ディオス」で、アマゾン地域に住む様々な民族の代表からなる、およそ4000人とお会いになった。

この出会いは、自然と人間の関係を見つめ、環境保護を考える、教皇の回勅「ラウダート・シ」をテーマに行われた。

教皇は、アマゾン各地から訪れた人々との出会いを喜ばれ、壮大な自然はもとより、多様な文化、精神性が息づくアマゾン地域の豊かさに感銘を表された。

一方で、教皇は、アマゾン地域とその住民が背負う深い傷について耳を傾け、教会と共にその立場に寄り添い、一致しながら、彼らの生活・環境・文化を守るための方法を考えたいと話された。

アマゾンの先住民の地域生活が今ほど脅かされたことはこれまでなかっただろうと教皇は述べ、経済利益を求める強い圧力が、アマゾンの原油・ガス・金を採掘、森林を伐採し、農業では大規模な単一栽培が行なわれている現状を注視。

他方では、住民の実際の生活を考慮せずに「自然保護」を押し進める、ある種の歪曲した政策に、アマゾンの人々の暮らしが脅かされていることにも触れられた。

教皇はこのような状況を前に、アマゾンの住民を尊重し、その文化・暮らし・権利を知り、疎外や差別を克服するために、今、一層の相互理解と対話が必要とされていると話された。

こうした中、住民自らが森林を積極的に守り、その保護により得た資源で家族の生活を養うという、希望となる動きが生まれていることに教皇は言及。「共通の家」としての自然を守るという、神から託された使命を、皆さんは生き生きと思い出させてくれると、称賛された。        

また、教皇は、この地域を脅かす「人間への搾取」にも憂慮を示され、奴隷的な労働、性的搾取などに対し、見て見ない振りをしていることはできないと訴えられた。

さらに教皇は、自発的に外部との接触を絶つ孤立民族の存在にも触れ、これらの兄弟たちを守るよう呼びかけられた。

アマゾンでは家庭が非常に大切な役割を占めてきたことについて、教皇は、「進歩」という仮面をつけたイデオロギーの植民主義にとらえられ、自分たちのアイデンティティを失ってはならないと助言された。

また、「子どもに教育を受けさせたいが、自分たちの伝統や言語を失うのが怖い」という住民たちの思いに対し、現在地元の教会が、学校や教師養成の場で進めている、多文化・多言語の教育が、地域の隅々まで行き渡るようにと、司教らを励まされた。

アマゾン地域の人々に対する教会の関心と配慮を表すものとして、2019年に「アマゾンのためのシノドス」が開催されることを紹介しながら、教皇は住民たちが司牧者や宣教者らと対話・協力しながら、アマゾンの顔を持った教会を作り上げていくことを願われた。

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教皇、ペルーへ、首都リマに到着

2018年1月19日バチカン放送日本語課の記事より

教皇、ペルーへ、首都リマに到着

教皇フランシスコは、ペルーでの司牧訪問を開始された。

1月15日から22日にかけて行われている、教皇の南米2カ国司牧訪問は、後半に入った。

18日、チリ訪問を終えられた教皇は、同日夕方、第2の訪問国ペルーに移動された。

到着したペルーの首都リマの空港で、教皇はクチンスキ大統領はじめ、政府要人・教会関係者らに迎えられた。

歓迎式では、「ペルーのための交響楽団」による演奏と市民のコーラスが披露された。このオーケストラには、貧しい人たちが多く住む、リマ郊外マンチャイ地区の子どもたちも参加した。

空港から市内に向かわれた教皇は、道沿いに長く続く市民の列から、温かい歓声を受けられた。

ローマ教皇がペルーを訪れるのは、ヨハネ・パウロ2世の1985年・1988年の訪問に続き、30年ぶりとあって、同国は歓迎のムードに沸いている。

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増加する若者のカトリック教会離れ-米国の調査結果(Crux)

ホームページ「カトリック・あい」より

 増加する若者のカトリック教会離れ-米国の調査結果(Crux)

 (2018.1.17 Crux  Christopher White)

  ニューヨーク発― 教会離れがかつてない規模で、どの宗教よりもカトリックで多く起きている―若者たちの求めについて世界の教会が関心を払うように教皇フランシスコが強く訴える中で、ミネソタ州の聖マリア出版がジョージタウン大学の使徒職における応用研究所(CARA)と共同で実施した「若いカトリック信者の棄教の動き」の実態調査結果が今週、明らかになった。

     調査は無作為抽出した1500人の若者たちについて行われたが、この分析結果は、今年秋にローマで予定する「若者」をテーマにした全世界司教会議(シノドス)での議論の有益な材料となりそうだ。

 調査結果によると、カトリック信徒の数は近年、米国の総人口の伸びとともに増えている。だが、増加している信徒の数よりも、信仰を捨てるカトリック信徒の数は、かつてないほど多く、他の(プロテスタントなどの)キリスト教を奉じる人々の棄教者数を上回った。「減少者の大部分は、スペイン系の人々が米国へ移民することで埋め合わされているものの、主要宗教の中で、カトリック教会は最多の信徒を失っている」という。

 ワシントンに本拠を置くピューリサーチセンターの2015年の調査によると、米国の総人口に占める宗教団体に属していない人の割合は2007年現在で16.1パーセントだったのが2015年には22.8パーセント、推定で1900万人に増えている。どの宗教を信じていない人は米国で推定5600万人に達している。

 今回発表された調査分析の担当者は「米国の18歳から25歳の若者たちの12.8パーセント、15歳から17歳の少年少女の6.8パーセントが、元カトリック信徒だと推定している。実際の調査対象となった1500人のうち、元カトリック教徒の74パーセントが10歳から20歳の間に信仰を捨てている。そうした若者たちの動機は様々だが、大部分は、信仰や宗教行為が多くの選択肢の中の一つとされるようになった世俗化が進む社会の中で、彼らが、深く考え、自覚し、意図的に選択している」としている。

 また、若者たちがカトリックから離れるケースは大きく分けて三つあるという。それは、傷ついた場合、立ち位置を見失う場合、反抗心を持つ場合、だ。傷ついたのは、家庭ないしは教会で体験するもので、それが信仰の葛藤を呼び、離れることに結びついている。そうした体験の具体的な中身は家庭や教会の人々の離婚、病気、あるいは死であることが多い。調査担当者は、このような状況に置かれた場合、信仰は耐え忍び、希望を抱く力となるものだが、教会とのつながりを断つ契機にもなり得る、としている。

 立ち位置を見失う若者たちは、現実の社会での経験と教会の「意味のないルールや儀式」と彼らが呼ぶものとの間に徐々に乖離が生じることで、教会から離れていく。彼らの多くにとって、両親の振る舞いが重要な意味を持つ。「若者たちは無意識のうちに、両親の振る舞いをわがものとする」と調査担当者は言う。

 立ち位置を見失う若者たちが教会に対して「だからどうなの?」という態度をとるのに対して、反抗心を持つ若者たちは教会の教えに積極的な反感を示す。同性婚、避妊、堕胎等の問題についての教会の教えに対する反感が一般的だが、救済、天国、地獄と言ったカトリックの根本的な教義を受け入れない場合もある。

 この調査結果によれば、回答者の35パーセントはいかなる宗教的な団体とも関係を持たず、29パーセントはプロテスタントでないキリスト教の団体、14パーセントは無神論者か不可知論者、9パーセントはプロテスタントだ。

 この調査をもとにした分析によると、教会から離れる原因は大きく分けて六つある。教会のある儀式あるいは一連の儀式への疑問、文化的な世俗化の進展、信仰を捨てた後にくる新たな自由の感覚、強制されて信じ込まされた信仰の拒否、宗教を持たずに倫理的な生活ができるという確信、道理にかなった議論や証拠を示されたことで起こる信仰を再評価する意欲-だ。

 調査結果の執筆者の一人で聖マリア出版局の責任者、ジョン・ビテク氏は「この調査の狙いは、若者たちが『自分たちの言葉で、チェックやフィルターを通されずに』自分についての話ができる場を提供することにありました」と説明する。そして、この調査結果が、教会を去った若者たちについて二つの問いかけ―自分たちは彼らについてその生きざまの深い部分までしっているのか?教会を出ていった彼ら一人一人を惜しんでいるのか?-を自らにするよう、教会の司牧責任者たちに促すことを期待している。

 実際のところ、教会を離れた若者たちの声を振り返るための問題を提起し、その基盤を提供することは、米国の教会だけでなく、全世界の教会の将来にとって重要な事なのだ。

(翻訳「カトリック・あい」岡山康子)

・・Cruxは、カトリック専門のニュース、分析、評論を網羅する米国のインターネット・メディアです。 2014年9月に米国の主要日刊紙の一つである「ボストン・グローブ」 (欧米を中心にした聖職者による幼児性的虐待事件摘発のきっかけとなった世界的なスクープで有名。映画化され、日本でも昨年、全国上映された)の報道活動の一環として創刊されました。現在は、米国に本拠を置くカトリック団体とパートナーシップを組み、多くのカトリック関係団体、機関、個人の支援を受けて、バチカンを含め,どこからも干渉を受けない、独立系カトリック・メディアとして世界的に高い評価を受けています。「カトリック・あい」は、カトリック専門の非営利メディアとして、Cruxが発信するニュース、分析、評論の日本語への翻訳、転載について了解を得て、掲載します。

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