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増加する若者のカトリック教会離れ-米国の調査結果(Crux)

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 増加する若者のカトリック教会離れ-米国の調査結果(Crux)

 (2018.1.17 Crux  Christopher White)

  ニューヨーク発― 教会離れがかつてない規模で、どの宗教よりもカトリックで多く起きている―若者たちの求めについて世界の教会が関心を払うように教皇フランシスコが強く訴える中で、ミネソタ州の聖マリア出版がジョージタウン大学の使徒職における応用研究所(CARA)と共同で実施した「若いカトリック信者の棄教の動き」の実態調査結果が今週、明らかになった。

     調査は無作為抽出した1500人の若者たちについて行われたが、この分析結果は、今年秋にローマで予定する「若者」をテーマにした全世界司教会議(シノドス)での議論の有益な材料となりそうだ。

 調査結果によると、カトリック信徒の数は近年、米国の総人口の伸びとともに増えている。だが、増加している信徒の数よりも、信仰を捨てるカトリック信徒の数は、かつてないほど多く、他の(プロテスタントなどの)キリスト教を奉じる人々の棄教者数を上回った。「減少者の大部分は、スペイン系の人々が米国へ移民することで埋め合わされているものの、主要宗教の中で、カトリック教会は最多の信徒を失っている」という。

 ワシントンに本拠を置くピューリサーチセンターの2015年の調査によると、米国の総人口に占める宗教団体に属していない人の割合は2007年現在で16.1パーセントだったのが2015年には22.8パーセント、推定で1900万人に増えている。どの宗教を信じていない人は米国で推定5600万人に達している。

 今回発表された調査分析の担当者は「米国の18歳から25歳の若者たちの12.8パーセント、15歳から17歳の少年少女の6.8パーセントが、元カトリック信徒だと推定している。実際の調査対象となった1500人のうち、元カトリック教徒の74パーセントが10歳から20歳の間に信仰を捨てている。そうした若者たちの動機は様々だが、大部分は、信仰や宗教行為が多くの選択肢の中の一つとされるようになった世俗化が進む社会の中で、彼らが、深く考え、自覚し、意図的に選択している」としている。

 また、若者たちがカトリックから離れるケースは大きく分けて三つあるという。それは、傷ついた場合、立ち位置を見失う場合、反抗心を持つ場合、だ。傷ついたのは、家庭ないしは教会で体験するもので、それが信仰の葛藤を呼び、離れることに結びついている。そうした体験の具体的な中身は家庭や教会の人々の離婚、病気、あるいは死であることが多い。調査担当者は、このような状況に置かれた場合、信仰は耐え忍び、希望を抱く力となるものだが、教会とのつながりを断つ契機にもなり得る、としている。

 立ち位置を見失う若者たちは、現実の社会での経験と教会の「意味のないルールや儀式」と彼らが呼ぶものとの間に徐々に乖離が生じることで、教会から離れていく。彼らの多くにとって、両親の振る舞いが重要な意味を持つ。「若者たちは無意識のうちに、両親の振る舞いをわがものとする」と調査担当者は言う。

 立ち位置を見失う若者たちが教会に対して「だからどうなの?」という態度をとるのに対して、反抗心を持つ若者たちは教会の教えに積極的な反感を示す。同性婚、避妊、堕胎等の問題についての教会の教えに対する反感が一般的だが、救済、天国、地獄と言ったカトリックの根本的な教義を受け入れない場合もある。

 この調査結果によれば、回答者の35パーセントはいかなる宗教的な団体とも関係を持たず、29パーセントはプロテスタントでないキリスト教の団体、14パーセントは無神論者か不可知論者、9パーセントはプロテスタントだ。

 この調査をもとにした分析によると、教会から離れる原因は大きく分けて六つある。教会のある儀式あるいは一連の儀式への疑問、文化的な世俗化の進展、信仰を捨てた後にくる新たな自由の感覚、強制されて信じ込まされた信仰の拒否、宗教を持たずに倫理的な生活ができるという確信、道理にかなった議論や証拠を示されたことで起こる信仰を再評価する意欲-だ。

 調査結果の執筆者の一人で聖マリア出版局の責任者、ジョン・ビテク氏は「この調査の狙いは、若者たちが『自分たちの言葉で、チェックやフィルターを通されずに』自分についての話ができる場を提供することにありました」と説明する。そして、この調査結果が、教会を去った若者たちについて二つの問いかけ―自分たちは彼らについてその生きざまの深い部分までしっているのか?教会を出ていった彼ら一人一人を惜しんでいるのか?-を自らにするよう、教会の司牧責任者たちに促すことを期待している。

 実際のところ、教会を離れた若者たちの声を振り返るための問題を提起し、その基盤を提供することは、米国の教会だけでなく、全世界の教会の将来にとって重要な事なのだ。

(翻訳「カトリック・あい」岡山康子)

・・Cruxは、カトリック専門のニュース、分析、評論を網羅する米国のインターネット・メディアです。 2014年9月に米国の主要日刊紙の一つである「ボストン・グローブ」 (欧米を中心にした聖職者による幼児性的虐待事件摘発のきっかけとなった世界的なスクープで有名。映画化され、日本でも昨年、全国上映された)の報道活動の一環として創刊されました。現在は、米国に本拠を置くカトリック団体とパートナーシップを組み、多くのカトリック関係団体、機関、個人の支援を受けて、バチカンを含め,どこからも干渉を受けない、独立系カトリック・メディアとして世界的に高い評価を受けています。「カトリック・あい」は、カトリック専門の非営利メディアとして、Cruxが発信するニュース、分析、評論の日本語への翻訳、転載について了解を得て、掲載します。

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[小郡]ステンドグラス《ラウダート・シ》

2017年12月24日待降節第4主日ミサの中で、小郡教会聖堂二階に設置されたステンドグラス《ラウダート・シ》の祝別式が行われました。このステンドグラスの紹介動画が作られました。

このステンドグラスはアシジの聖フランシスコの《太陽の賛歌》をモチーフに作成されたものです。

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教皇、原爆後の長崎の少年の写真を記者団に、南米訪問への機内で

2018年1月15日バチカン放送日本語課の記事より

教皇、原爆後の長崎の少年の写真を記者団に、南米訪問への機内で

教皇フランシスコは、チリ・ペルー南米2カ国訪問に向かう機内で、原爆後の長崎の少年の写真を記者団に渡された。

この写真は、米国の従軍カメラマン、故ジョー・オダネル氏が、1945年、原爆後の長崎で撮影した「焼き場に立つ少年」。

原爆で亡くなった弟を背負い、火葬場で順番を待つために立つ少年の姿から非常に強い印象を受けた教皇は、昨年末、この写真をカードに印刷された。

裏面には、教皇のサインと共に「…戦争がもたらしたもの」という短い言葉が添えられている。

さらにその下には「血がにじむまでに噛み締めた唇の表情から、苦しみが感じ取られる」との説明が、小さい文字で印刷されている。

1月15日、チリ・ペルー司牧訪問に出発された教皇は、特別機の中でバチカンのグレッグ・ブルグ報道局長を通し、この写真を同乗の記者ら70名に配布された。

教皇は何人かのジャーナリストと言葉を交わす中で、この写真を偶然見て、深く胸を打たれ、他の人ともこの写真を分かち合いたいと思った、と語られた。

核戦争の現実の脅威についてどう思うかと質問した一人の記者に対し、教皇は偶発的な状況に陥る可能性を恐れていると答え、核兵器廃絶は急務との認識を改めて示された。

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きれいになりました。[2017.9.29.]

小郡教会聖堂の内陣、十字架が掛けられた壁が白くなりました。両側の窓から差し込む光の当たり具合が時間によって変わっていきます。聖堂外壁の修理も終わり、明日から洗浄作業に移ります。その後塗装され、10月末までには終わる予定です。

 

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聖堂の補修と塗り替え[2017.9.25.]

小郡教会の聖堂は2000年に献堂されました。17年が経って外壁の点検補修と塗り替えが必要になりました。9月25日に足場を組みました。10月中には完成の予定です。聖堂内は正面の十字架が掛けられている壁が傷んでいるため、その部分だけが漆喰で塗ります。聖堂内の塗り替えは30日(土)に終わります。

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