シノドス:教皇「自分を発見するには、行動することが大切」と若者たちの集いで

2018年10月6日バチカン放送日本語課の記事より。

シノドス:教皇「自分を発見するには、行動することが大切」と若者たちの集いで

教皇フランシスコは、シノドスのイベントとして、若者たちとの集いを持たれた。

教皇フランシスコは、10月6日、バチカンで行われた若者たちの祝祭に参加された。

この集いは、バチカンで開かれている、「若者、信仰そして召命の識別」をテーマにしたシノドス(世界代表司教会議)のイベントの一環として、シノドス事務局と教皇庁教育省の協力で催された。

シノドス4日目の午後、会場のパウロ6世ホールには、7千人の青少年が集った。参加者らは、音楽や踊り、写真やビデオ映像、そして証言などを通して、教皇やシノドスの司教らに、今日の若者たちが置かれた環境や、直面する問題などを、様々な角度から伝えた。

代表の若者たちの証言では、少年院での生活を終えて学業に復帰した青年、イラクから難民としてフランスに渡った学生、家庭の愛情に飢えて道を誤ったが現在は教会の活動に励む女性、施設でアルコール依存症から立ち直りつつある青年、修道者の召命を歩む女性、駆け出しの看護師として病者と接する女性らが、自己の過去と現在を紹介しながら、人生における信仰との出会いを語った。

次いで、青年たちから、自分や他人の存在の価値をどうしたら発見できるのか、心の空洞をどうしたら埋めることができるのか、仕事やチャンスがないのにどうして夢を実現できるのかなどの問いが続いた。

またこの中には、パキスタンの青年からの、自分の国ではキリスト教徒が迫害されているが、教会はそうした国の若い信者に何をしてくれるのか、などの質問もあった。

教皇は、若者たちに、用意された原稿を用いずに話しかけられ、こうした皆さんの質問に答えることが、シノドス司教らの課題であると述べられた。

教皇は、若者たちそれぞれが自分の道を切り開くようにと励まされた。

「自分を発見するには、鏡を見るのではなく、行動することが大切」と教皇は強調。善と真理と美を発見しに行く歩みの中で、自分自身を見出すことができるだろうと話された。

キリスト教的価値観を失わずに政治をすることは可能か、という若者たちの問いに、教皇は、「イエスがわたしたちに教えられたように、真の権力とは奉仕です。さもなくば、それは、他人を貶め、成長を妨げ、支配する、エゴイズムになってしまう」と語られた。

また、教皇は、「若い皆さんの価値は計り知れません。皆さんは競売される商品ではありません」と、イデオロギーや市場の原理の犠牲にならないようにと忠告。人を隷属させ、依存させるイデオロギーに買われたり、誘惑されないようにと助言された。

06 10月 2018, 20:15
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