教皇、プレゼピオ発祥の地、グレッチョへ

    2016年1月5日バチカン放送日本語課の記事より。

教皇、プレゼピオ発祥の地、グレッチョへ

教皇フランシスコは、1月4日、中部イタリアのグレッチョを訪問された。

ローマ北東およそ90km、ラツィオ州とウンブリア州の境に、中世の面影を残した小さな町グレッチョがある。

グレッチョはアッシジの聖フランシスコとの深い結びつきで知られる。聖フランシスコはこの地を数回訪問し、岩がちな山の中で隠遁生活をおくっている。1223年の降誕祭には、ベツレヘムの幼子を観想するために山の洞窟を利用して馬小屋を再現、これがクリスマスに飾るプレゼピオの起源となった。

この日の正午頃、教皇はリエティに同教区のドメニコ・ポンピリ司教を訪問、続いて司教と共にグレッチョの巡礼聖堂に向かわれた。ポンピリ司教によれば、教皇はプレゼピオ発祥の地、グレッチョをよりよく知りたいと望まれていたという。教皇の今回のグレッチョへの巡礼は、私的な形で、ごく少数の関係者を除いては、予告無しに行われた。

途中、教皇はグレッチョで行なわれていたリエティや他教区合同主催の、若者たちのミーティング会場に立ち寄られた。ここで教皇は驚く若者たちに挨拶をおくると共に、小さな講話を持たれた。

教皇はこの中で、主の降誕の出来事に見られる多くの「しるし」について語りながら、特に東方三博士を導いた「星」について思いを深められた。

「空には星がいっぱいあるのに、なぜ彼らはその星を見極めることができたのか。彼らが見たのは特別な星だった。その星のために彼らはいろいろなことを後に残して、行き先も知れぬ歩みを始めた」と教皇は述べ、「わたしたちもイエスに導くこの特別な星を見ることができるように、その恵みを主に願いましょう」と話された。

同時に教皇は、幼子の姿の中に、小さく、身を低くされた神の謙遜を思い、自分たちもまた謙遜さを忘れず、小さく貧しい人々の中にイエスを見出すことができるようにと願われた。

この後、教皇は、山の崖に張り付くように建てられた聖フランシスコゆかりの巡礼聖堂に到着。フランシスコ会の会員たちの案内を受けながら、聖フランシスコが馬小屋を作った場所である「プレゼピオのグロッタ(洞窟)」を最初に訪れ、祭壇前で沈黙のうちに祈られた。

教皇はまた、聖フランシスコが眠っていた場所や、聖ボナヴェントゥラの修室、聖フランシスコ帰天2年後の1228年(列聖の年)に建てられた、同聖人に捧げられた最初の礼拝堂などを訪れた。

フランシスコ会の関係者に挨拶された教皇は、同日夕方、バチカンに戻られた。

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